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『有題』

詞:溝 曲:田宮 歌:溝

裏だ表だと言うのなら 平らなものでなければな
進み方が違うものに 同じ歩幅を求めるのか

開拓地には未練なし 芝居がかった見栄えはいい 
「来世の自分に期待大」?ならいっせーので地面に死体が良い?

勝利を知らずに敗北に酔うのか
装備を整え 宿屋へ向かうとでも言うのか

見たか笑え 叶えたい好きの逆を行け
腹から出した声なら胸を張れ
端から交わしたモノなど関係ねえ
意地のぶつかり合いこそが全て アピタイト


希望絶望を語るならそもそも望みがなければな
映り方が違うものに 同じ射影を求めるのか

未来が不審に消え違い 期待が微塵に失せるなら
無体な罪も既に無い 兵士の斃死も笑えない

飽いた意識で攻撃を向けるな
錆びた剣では石にも負けると臆するのだ

見たか笑え真昼の影を見落として行け
手放した怒りと涙が全て

灰がかっては崖から見た
息を止める暇などない
井の中の蛙は夢見た
昨日をなぞらず人には成れない

痛いのとんでけの声で飛んでけ
急いだ時間が浪費と知っていて
それでももがいた朝日が見つかって
白んだ今日と明日の境界が インターセクト
ほら行こう

 

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