top of page

『サボテン』

詞・曲:田宮 歌:GUMI

たおれこむように 転がるベッドの横に

かわいた体で 無口なサボテン

にらむ目でもなく 不満を言うでもなく

ただ感情を消して かわきを訴える

水をやり忘れた それだけのことで

針でつかれるように あわてて気がつく

 

いつのまに僕の まわりの大事なものに

気を配れなくて ねをあげそうな僕で

口に出さずとも かわいているのは

きっと君さえも 例外じゃなくて

 

声が聞きたくて それだけのことで

電話をした僕を 不思議に思ってる

 

受話器の向こうで 不思議がる君の声

受話器のこっちで 不思議と僕の方がうるおってくる

 

たおれこむように 転がるベッドの横に

かわいた体で 無口なサボテン

にらむ目でもなく 不満を言うでもなく

ただ感情を消して かわきを訴える

bottom of page